今月は、毎年の春と秋の展示会にて、
『タネから育てる山野草コーナー』を
担当しているベテラン会員による、
シャジンの植え替えの実技講習がありました。
●春の植え替えについて●立春が過ぎました。
春の植え替えがスタートします。
基本的に、
『秋に花が咲くものは、春に植え替え』です。
芽が出てから作業を行うと、植替えの際に
花芽や新芽を折ってしまう可能性がある草があります。
芽が動き出す前に、植替えが必要なものから
植替えをスタートして下さい。
例)
サクラソウ
イカリソウ
シャジン
オキナグサ
ホトトギス
サギソウ など。
その植物にとって、一番良い時期に植替えしてあげる。
時期の見極めは、普段の観察が要になる。
●シャジン植替えのポイント●・シャジン、キキョウの仲間は、根や葉を切ると、
白い液体が出てきます。切り口から腐敗してしまうので、
暖かい時期の植替えは厳禁。厳寒期の2月に植え替え。
・シャジンは、ニンジンのような根っこなので、深い鉢に植える。
・
シャジンの場合は、細い根を取り除く事がポイント。・1年でワサーっと細い根が繁茂してしまうので、
細い根は、手でむしってすっきりと整理します。
・ハサミで切ると、太い根も誤って切ってしまうので、手でむしる。
・用土は、鹿沼土・桐生砂・日向砂の混合土に、
寒水石
・元肥は入れない。(肥料負けを防ぐ為)
・葉が動き出したら肥料をあげる。
・大きめのゴロ土を、鉢の上に置くと、水やりの際用土流出を防げる。
●過去のシャジンの作品●
モイワシャジン(2015年6月作品)
シャジン(2014年10月作品)
ツクシイワシャジン(2013年秋の山草展作品)
イワシャジン(2013年秋の山草展作品)
タマシャジン(2013年春の山草展作品)
ホウオウシャジン(2012年秋の山草展作品)
※実生から1年9ヶ月
レポート(3)へ続く